人狼物語−薔薇の下国

562 蒼海乱舞 ―蓬莱海域妖宴―


羅針の精霊師 ミヒャエル

[放たれた苦無は、狙い過たず海老の柔い腹を貫いた。
 暴れる力を無くした海老を、船員たちが素早く仕留め回収していく。
 あちらから飛び込んできた食材を無駄にする気はない、というのは、海に生きる者たちの共通認識だった]

 手間取ったな。

[軽く息を吐いたところで、風を切る音と共に、快音が響いた>>68
 視線を向ければそこには、見事に頭を貫かれた海老の姿があった。
 矢の放たれた方向から推測すれば、それを為したのが誰であるかは明白で]

 ――お見事。

[思わず感嘆と共に、そう呟いた*]

(78) 2022/06/03(Fri) 23:20:04

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