人狼物語−薔薇の下国

536 吸血鬼の城 報復の狂宴篇【R18】


聖女 ナネッテ

――なっ!?

[足元が炎に包まれる。振りほどこうとすれば熱を感じるが、手を引っ込めれば熱を感じなかった。服を焦がすこともなかったため、これはそういう結界の類かと理解する。やがて伸びてきたその腕は――]

(なに、これ……)

[意識が塗りつぶされる。視界に帳が下りていくようにゆっくりと、しかし確実に意識を刈り取っていく。最後にやってきた騎士の姿を捉えたが――表情は、もう見えなかった]

(78) 2020/06/10(Wed) 19:42:18

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