― 西門付近 ―[大剣を使う上で割と問題になり易いのが、こんな移動の時。走りながら振るうというのは、さすがに力の限界を大きく超える。故に、ここで群がられると厄介な事になる──のだが] ……ほんと、助かるぜ、旦那。[近づく魔物たちを射貫く援護の矢。>>71指揮をしているのは、先に短い言葉を交わした男なのは察しが付く。後で礼言わんとなー、と。思いながら地を駆けて]