人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


ウルケル海軍提督 ゲオルグ

― 数日前・首都カルボナード ―

 ………ん。

[ゲオルグの眉が不意に寄せられた。
その場に居た政治家らが、少しぎょっとしたように此方を見る。
構わずに眉間に皺を寄せ、席を立った。

慌てたように制止する声が上がる。
それへ、じろりと視線を投げやった。]

 ……。

[お前さんらより帝国の皇帝の方が余程働き者だな。と、喉まで出掛かった言葉をどうにか飲み込む。代わりに告げた。]

 急用が出来た。失礼する。

[有無を言わさず告げて、踵を返す。]

(78) 2015/11/02(Mon) 23:52:11

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