アンタ…、
一緒にいた男…トールはどうした?
[彼は避難したのかと暗に聞くが、はぐれてしまったのなら
何処へ行ったのかは分からないだろうと思う。
同時に通信機にノイズ混じりで乗る音声を耳が拾っていた。
反応>>53>>57を聞く限りは取り残された者は少ない。
しかし、返事の出来ない者が居るとも限らない。
ダーフィトは眉を顰めて一つ、舌打ちを溢す。
その間にもスノウやラヴィの通信を聞いたのか
メイン・サロンへは続々と人がやって来ていた。>>26>>55>>57
ダーフィトとしては何かお喋りをするという気にはなれず
サシャへ頭は打っていないかと怪我の具合を聞くだけに止めた。
…少しして、トールも人々の中に居た>>71ことに気付く。
柱の影にでも隠れて見えなかったか、
それとも今し方やってきたのかは分からないが、
入口の方を窺う姿に誰かを探しているのかと見えたため
ダーフィトはサシャを促して、トールの方へと近付き]