[ やがて、決意も新たにした者達が、夢の世界へと向かうと言えば、青い狐火が先立って光の幕の中に吸い込まれ、それに続いて探索者達の意識も霧の世界へと入り込む。魂が離れた身体は、冥狐の力で、傷つかぬよう、そっと幽霊船の甲板の上に横たえられた ][ 陽光の竜も寄り添ったガートルードの身体を包み込むように踞って眠っていたが、何を思ったか冥狐は、その鬣をぽふぽふと叩いてから、ひゅーい、と口笛を鳴らし ]今、そっちにお仲間が行ったぜ。せいぜい仲良く頑張りな。[ そんな言葉を霧の中に響かせた** ]