[周りの様子を窺う。優男風の者と荒廃した目をした男がいる。こういう場合は、自己紹介でもしておけば良いか。
基本的に自分を開示する姿勢は、大抵の場面で相手の警戒心を解く]
ご挨拶が遅れました。
この度は、養父の推薦でこの会に参加することになりました。
カサンドラ・セイアーと申します。
仕事は魔術師で軍属ですが、今は魔術が使えないため、実務能力としては兵卒並です。
普通の女として恋愛に触れ、己の糧にするように、との養父の願いですので、皆様素敵な愛を育んでくださいね。
[自分が当事者になる気はサラサラない。広間を出ようとしている男にも聞こえるように言ったが、耳に入ったかまでは関知しない]