[ まだ心臓が弱くて、身体も丈夫ではなく。
よく熱を出しては寝込んでばかりいて。
役立つようなことが出来ないのが、悔しくて。
戦い方を教えてほしいと頼んで、
こっそり 危なっかしすぎる武器の練習をしようとしたり。
言葉遣いをまねようと頑張って笑われたり、
料理を手伝おうとして、大惨事を招いたり……。
行ったことのない星や、彼らのことを何でも聞きたがって
今考えると、とんでもないお荷物だったろうか。
それでも、少しでも役立てることがあれば、嬉しかったから
微笑んでいられたような気がする。
ずっと続く夢ではないと、知りながら。]