ふふ、父が軍に居ないから、尚更かしら
父は身体が少し弱くてね。
軍には入ることができなかったの。
[ そして彼女から語られる祖父の過去。
彼女の養父と過ごした祖父の姿が
今ありありと目に浮かぶようで。
自分を可愛がってくれた過去を、思い出す ]
ええ、ぜひ。
そのうち祈りを捧げてあげて。
お祖父様もきっと、喜ぶわ。
[ 海の見える白い教会で、
きっと、知人の姿に喜ぶことでしょうね ]
……はい。その期待に応えられるよう
[ と、胸に手を当て、背筋を正し、誓うわ。 *]