人狼物語−薔薇の下国

332 【絶望村】貴方と私が乗れない方舟


女子学生 シュテルン


  私が……前を見てなかったから……
  だから……大丈夫……です………

[何故嘘をつかなきゃならないのか、女性の優しい声に何だか段々自分が惨めになっていくような気がして、思わずぎゅっと目を瞑る。 ]

  ………ごめんなさい、今日は……
  ピアノのレッスンが………

[嘘だ。
ピアノのレッスンは明日の話。
咄嗟に場から逃げるために常に用意している嘘。
ほんのチラリと見上げた女性と視線が合えば、その嘘を読み取られた気がして、思わず視線を逸らした。]

(78) 2015/05/02(Sat) 16:44:01

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