― 山道 ― ふう……。あともう少しで村につくぞ。[額から流れる汗を服の袖で拭いて、僕は自分を鼓舞するように呟いた。 もう朝から歩きどおしでくたくただ。 早くレジーナの宿にたどり着いて、カラカラの喉を冷たい飲み物で潤したくて仕方がなかった] よし。もう一息頑張るぞ。[ふぅっと一息つき、荷物を背負い直す。 とにもかくにも、村まではあともう少しだ――**]