[どれくらいの時間が経っていたのか、いつからそこにいたのかまるで解らなかったが、>>63上官の言葉が不意に耳に飛び込む。…食堂へ集まらなければならないらしい。]…。[一つ息を吐き、ゾフィヤの丸まった背を―丁度胎児のように眠っていた―布団越しにぽんと軽く叩くと言った。]お疲れ様。ゆっくりお休み。不甲斐ない上官で、すまなかった。[そして一度だけ振り返ると、その部屋を後にした。食堂へ集まる前に消毒、という話があったようだ。一度自室で着替えてから自分も行くだろう。]