[一連の詠唱の後に、矢が撃ち放たれる。炎は真っすぐに、先に王国軍が閃光を打ち放った辺りへと飛び、夜闇に赤くまばゆい光を炎と共にぶちまけた。]あの辺りだな、そら。[わあっ!っと敵味方から声が上がるのも気にせずに、混乱に一層の拍車をかけた魔は、僕らを促し敵陣へと向かう。…やがて程なく。騎乗した将の姿>>60が目に映るまで。*]