― 洞窟 ―
[ 玄武神の言葉と忠言は、黙って聞いていた。周囲の様子については、玄武神の気に、ほぼ同調している彼にとって、すでに周知の事実だ ]
俺は北を探ってきます。
[ どこから探索を始めるか、と、考える様子の一同の前で、早々とそう宣する ]
仙花も花ってからには水気に惹かれる可能性は高いでしょう?そっちに妖魔が多いってなら痕跡が無いかどうかだけでも探って見た方がいいっすよ。
[ 一人では踏み込むなと言った筈だが、と、ばかりに玄武神から半眼向けられて、大丈夫ですよ、と、笑って見せる ]
深入りはしません、気配を探って見つからなければすぐに引き返しますから。
[ 一応、本気の台詞では、ある* ]