人狼物語−薔薇の下国

549 月下薔薇


香草農家 オクタヴィア

 ――ごちそうさま、アルビンさん。

[それからしばらく後。
 紅茶を飲み終え、お菓子にも満足したところで、行商人へ声を掛けた]

(あれを配るのは……話が終わってからでいいかしら)

[荷物の中には、リースの他にも少量の香草を袋に詰めて持って来ていた。
 料理に入れたり、部屋に飾って香りを楽しむタイプのものだったから、用事が終わったらお土産代わりに皆へ配るつもりでいるのだ。
 そう長く掛かるような用ではあるまい――そう思っている*]

(77) 2021/07/31(Sat) 21:44:37

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