人狼物語−薔薇の下国

201 異端なるモノの舞踏場


彷徨える貴人 ファミル

私は幸せ者です。

[もう一本あった蔦がその頬を打つ。それを素手で無造作につかみ取った。
当然棘が刺さるが、痛みを気にする様子も無く更に深く握り込んだ。
流れ出る血がやがてはその本体近くまで滴って]

やっと抜け出せたんです。
あの方のお陰です。
前から憧れてて、だからますます嬉しいんですよ。

[止まる事の無い語り口は最初と違い、少し興奮したように変化して。
蔦を握る手に力を込めた刹那、硬化した血液が蔦を締め付け粉砕する]

だって、ずっと思っていたんです。

[それから異形の、本体の方へと目を向けて]

(77) 2014/06/01(Sun) 00:03:02

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