───……… っ、[震える指先を伸ばして、ぎゅっと彼の服を掴む。一度、手を伸ばしてしまえば止められなかった。彼に縋りつくようにしてしがみつき、その肩口に額を押し付ける。狭くなる距離に、白雪が居場所を調整するように少しだけ羽搏きをした。それでも飛び立とうとしない白鷹ごと、彼の肩に顔を埋め]