[ヴィクトリアの内心の決意(>>53)は知り得ぬまま。
この事件が終わったら、彼女には本当のことを話そう…と思う。
もしも、二人で無事に、ル・ウルタールに帰れたなら。
この状況では、そんな”もしも”はないかもしれないと、
分かっていないわけではないけれど。
彼女の“奴隷”の契約を解除して…そして。
彼女さえよければ、傍にいて力を貸してほしいと“お願い”してみよう]
俺のことは、“御主人様”ではなく、“カレル”で構わないよ。
[呼びやすいように呼んでかまわないからね、と微笑んでから。
ソマリやツェーザルを疑う根拠や、
何か彼女なりの推理があれば、耳を傾ける。*]