なぁに、こちらは功など余っておりますでな。 第一功でご満足でしたら、差し上げましょうとも。[第一功>>2:322をと叩く憎まれ口には、笑ってこちらも憎まれ口を叩いて返す。生意気な若造がと怒られてもおかしくはない年の差だが、…許されるだろうと、そんな信頼にも似た親しみがあった。案の定、怒った顔も見せずに騎乗した将軍へと、男は姿勢を改めて深い礼を執る。]