下らない。
和を乱したから人狼だ?はっ、お前の考えは意外とお粗末なんだな。
[敢えてきつい言い方をしたあと、子供にでも言い聞かせるように一転して優しい口調で告げる。]
確かに俺はお前を人狼と疑わなかった。何故なら決定的な証拠に乏しく、そも誰が人狼なのか確定するだけの材料がなかったからだ。っていうか、自分に突っかかっただけで人狼になるなら、今日は真っ先に偽装を疑ったヤコブが人狼になるだろうよ、俺にとっては。
それを俺がお前を人間と知っている証拠だと言われても、納得できないんだが。
[それで刺せと言われたフォークを目の前で振ってみせる。]