人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


騎士 ヤコブ


 えっ…!

[遮二無二前へ進む自分たちの横を、少女が駆けていった。>>2:548
煉瓦色の髪の毛は、覚えのあるもの。
ただ、その体はひどく幼い。

彼女は魔軍の頭上を軽々と飛び越えると、さらに奥へ行ってしまう。
通り過ぎた痕をなぞって、きらきらと輝く金の帯が夜空に描かれた。]

 おばちゃん……?

[なぜかはわからない。
わからないけれど、そうなのだと思った。
希代の魔女が、その力を出し尽くし、
たったひとりで戦おうとしているのだと。]

(76) 2014/04/02(Wed) 12:09:36

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