― 疾風の精霊の領域 ―[向けた視線と、言葉に返るのは真っ直ぐな光。>>72それにおう、と頷いて双剣を握る手に力を込める]…………。[一つ、深呼吸。未だに移動補助以外の魔法を使えず、剣技もほぼ感覚と本能的なものに頼る自分がどこまでできるか。そこに不安がない、とは言えないけれど]こまっけぇ事に囚われてる間に、先に進む。それが、俺のルール、だからな。[祖父の教えで、父との最期の約束。だから、それを貫く事に迷いはない]