『──カンカンカン……』[外で鳴る鐘の音は、男の夢にも響く>>15。しかしそれは敵襲を知らせるものとして、再生された。ある戦の事。同じ様に鐘が鳴る町に攻め入れば、そこには民間人が残っていた。そしてそれに混じった敵兵。子供ですら爆弾を持ってるような、油断できないような場所。今までとは勝手が違う、と感じた。誰が敵で、誰が民間人か分からない。だから。ひたすら”味方ではない人間”に銃を向けていた。]