人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


皇子 ロー・シェン

『それと、また降伏勧告が...』

[ ひととおりの報告をした後、おどおどとした様子の少年の手を引いて、兵士は苦笑じみた顔を見せる ]

また、か、これで何度目だ?

『多分、七度目かと。一度に、2〜3人ずつですから...』

数でいけば、20人か...坊主、教えてくれ、お前にその手紙を渡したのは、長い髪の男か?

[ こくりと頷いた少年の頭を、男はぽふと撫で ]

判った、向こうで飯を食って来い。お前、ついでに、この砦に家族が居ないか探してやれ。

『もう探させてます。皇子...手紙の方は?』

(76) 2017/01/28(Sat) 01:17:52

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