人狼物語−薔薇の下国

403 軍人の絆


陸軍諜報部候補生 セルウィン

[離れゆく中、笑い混じりに紡がれる声に>>71

 ……教官こそ、本当に本気なんですか?
 他の女性教官にも、同じようなことを言われているのを、
 見た記憶がありますよ。

疑問符混じりに声を飛ばしながらも、返答を望むものではない。
それを示すように船内の宛てがわれた自室の扉へと手をかけて、荷物のやりとりだけを確認するとジェスチャーで軽く了承の意を向け、扉の中へと身を滑り込ませた。

扉を閉じると、扉に背を預けて吐息を漏らす。
じわじわと耳朶が熱を持っていくことを自覚しながら、柄にもないことをした…と、小さな声で落とした呟きは誰も拾うことはなかっただろう。

誘っているつもりなど、ないつもりだが。>>70
その後の自身の行為はまるで肯定しているようなものだ。
それこそ、彼の言うように強引にでも手を取られなら、きっと――振り払えないだろう。

だからこそ、冗談だと受け流すことでやり過ごしているというのに……。]

(76) 2016/01/20(Wed) 01:15:33

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