[“右手の言葉”>>3:297に託して、“お守り”としてその約束をおくった時>>3:296>>3:298のように。わたしの掌に触れてくれた彼の手>>57を、痛まないようそっと持ち上げて。微かに震える唇で、微笑んで右手の“左指”に、“わたし”から“あなた”への、最後のくちづけをおくろう。隣の“薬指”を、そっと撫でながら。]