[カークがシメオンを見送っているとは>>71知らず、間抜けにも声を掛けた後。>>51
カークが思案し、発した言葉に耳を傾ける。>>72
基本的に、仲間は殺せないと聞き、カークが人狼ではないと、ほぼ、確信した。
(変異種……だったら、仕方ないですよね。)
もしそうなら、カークを襲ったタイガも変異種ということになる。
タイガに始まり、カークに加えダーフィトもが『人狼』なんて……ウルトラミラクルアンハッピーな確率な訳で。
カークに手伝ってもらいながら、ダーフィトの身体をNルームへと運ぶ途中、ふと気になっていたことを尋ねることにした。]
……一つ、聞いてもいいですか?
その徽章と……記憶がなくなることは、関係しているんですか?
[上着の襟についた徽章に視線を向けて、尋ねた。
船医にしては、身分の高いそれを見て「それと引き換えに何かを犠牲にしてきたのだろうか。」と、以前にもぼんやりと思ったことを思い出しながら。>>4:215>>4:216
答えがどうであれ、彼への信頼は揺るがなかっただろう。]