― 橋方面 ―[多少の混乱はあったものの、橋に残っていた兵らは北岸へと引き、さらに動けるものは西へと移動を開始する。民兵らが全て離脱するまでその場にとどまっていたチャールズの部下は、最期のひとりが抜けていったのを確認したあと、なおも攻撃の気配がない南岸の正規兵らに敬礼した。その横を、重歩兵の盾に横たえられた将の亡骸が北へと渡っていく。『儂の命は、そのあとでいい。』>>5:217なによりも民の命を優先とした将の願いを尊重したのである。]