……まだ。おわってない、もんね。[小さく呟き、カードをぎゅ、と胸に押し当てる。まだやれる事はあるんだ、と。それを改めて感じるのと、霞色の空間が薄れるのはどちらが先か。ふわり、浮遊感のようなものに包まれた後、周囲の光景は見知った都市のそれへと移り変わる。*]