人狼物語−薔薇の下国

21 剣と想い ─少年たちの継承戦争─


白の剣士 ジークムント

― いつか砦にて ―

[ その便宜が図られたのは、やはり父の影響だったろうか?ともあれ、一度話したいと思っていた相手と監視つきとはいえ、言葉を交わすことが出来るというのは幸いと言えるだろう ]

俺は戦士としては未熟だけどな。

ああ、ローに伝言してくれたろう?一度礼が言いたかった。おかげで落とし前もつけられたしな。

[ 落とし前という言い方をしたのは、ロー・シェンが敵将と未だ通じていると思われないためだった。ある意味では真実なのだが…それが全てではない、ということは、互いだけが判っていればいいことだ ]

[ 話はそれだけか、という、問いに>>65、彼は少しだけ口を噤む。彼の知る事実を伝えるべきかどうか、一瞬の逡巡 ]

……彼女は忘れていない。

[ 結局、伝えたのは、意味が通じるかどうかも判らない一言だけだった* ]

(75) 2013/07/17(Wed) 00:21:08

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