権利の主体としての博士が、
法的・医学的に……“死亡”とされれば、
ジークムントが言っていたように(>>2:165)
マスター変更手続きの遺言プログラムがオンになるだろう。
[”死亡”という言葉を口にした時は、瞳が揺れるのを堪えるように、一瞬だけぎゅと瞼を瞑って]
博士は、ジークムント達を誰かに渡したいと願っていたようなんだ
この小惑星には、滅多に人間は訪れないから…
博士の意思を叶えるなら、君たちの誰かから、もし希望があれば…
と私は思うよ。
アンドロイド自身に、次の所有者を選ばせるプログラが
組み込まれてる可能性もあるから、そこは確認してからになるけれど
[手間をかけてとても申し訳ないけど、他の人間やジークムント達の誰かにも、伝えて貰えるとありがたい、とお願いする。]