[刃は行く手阻む化蛇の頭へ、深々と突き刺さる。 消滅を待つも惜しく、どうにか引き抜いて再び駆け出す] ……レト。[彼が不得手な役を買って出たとは、こちらにはわからない。 ただ、彼が今自分を先に進ませるため耐えていることを、僅かに届く声>>70から知るのみ] だったらオレは、ちょっとでも速く……![岩や地面ほど安定しているとは言えぬ足場を、一歩一歩着実に踏んで進んでいく]