っ 、 ふん![それが魔導師団が連れてきた子供だというのには気付いていた。こちらに掴みかかろうとするのを見て、躊躇いなく子供の腹を蹴り飛ばす。地面へと転がる子供を見て、魔法に長けた団員が名を呼んだような気がした。男はそんなことに気を止めることもなく、背を向けて全力で走り出す。その日を最後に、男はマンダレーを、そして共和国を後にしたのだった**]