う、ぁ……やだ、やだやだ、……っ![ 足指を丸めながら胸元に創られた歪に 眉を寄せ喉から溢れた悲鳴が表情を崩す。 身に覚えのない形は無かったもの。 そして天使には不要であったもの。 即ち――神に赦されなかったもの。 ] いら、ッなぁい、変わりたく、っなぃ、[ 女と違い膨らみも丸みもない胸板に出来た まだ芯も持たない小さな蕾。 天使の肌色に似合う薄く芽も出さない粒は 人の子がもつものとよく似たものであり、 天使の望まぬ受肉の兆しを見せていた。 ]