人狼物語−薔薇の下国

477 【R18完RP村】暁天はかく語りき、


【3】rāst-dorūsh ソマリ

[ここまでは、何の諍いの様子も聞こえてこない。>>65
風さえ、場違いな程に緩やかだ。
それでも酷く冷たくあるのだけが、この現状をよく示しているかのようだった。

ただ、彼女のそれが推測であるのなら。
僅かにでも現場を見てきた意見としては、それは簡単すぎる未来予知に他ならなかった。
次代の王が、すんなり決まりはしないだろう。
歯切れ悪くも答えた言葉を彼女は否定せずに、寧ろ願望めいた言葉を落とすのだ。

平和の恒久を疑えない身であったなら、と。]

  …そう、だな。

[それ以上の言葉は持ち合わせなかった。
彼女が次に顔を寄せて囁くその時まで、俺も黙っていた。
バツが悪そうな様子から目線を背ける。>>66
そこから見える街は、やや騒音の多い気がするのを除けば、何一つ昨日と変わりはしないように見えた。]

(75) 2017/04/21(Fri) 14:37:04

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