人狼物語−薔薇の下国

448 vinculum lapis


電気石の赤鬼 キアラ

 うん? ……ああ、そうだが。

[角へと一瞥とともに掛けられた問い。
 悪意あるものではないと思いつつもやや硬質な声で答える。
 するとトーマスもこちらを慮ってか、畳み掛けるように言葉を重ねた]

 ああ、そうだねぇ。あそこは旅慣れた行商人か、余程の変わり者しか来ないから。

[自力で来ようとしたという男に、無茶をするものだと苦笑して。食材のことを問われれば]

 鬼カラシというのはどうだい?
 とんでもなく辛くて行商人も売り物にならないと言っていたが、アンタなら使いこなせるかもしれない。

[故郷の刺激的な味を思い出しつつ。
 桃を差し出されれば、柔らかさと甘さに顔を綻ばせた*]

(75) 2016/09/16(Fri) 22:57:51

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