まあ、皆さんが良いなら、僕も協力しますよ。
[しかし、兄ほど、自分に自信もなければ傷つくほどのプライドも持ち合わせないカレルは、あっさりと同輩に追随した。
一見すると、周囲の意見に流されたかのようだが、最終的な判断基準は別にある。]
どうやらアークが、貴方を助けたがってるようですし。
[理由は解らないが、風竜の気持ちは明らかに伝わってきている。そして好き嫌いのまっすぐ別れる、この相方の判断をカレルは全面的に信頼していた。
同窓の騎竜師達が、協力を決めた理由も、どうやら概ね同じようなものらしいとも、判っていた。**]