と……とにかく、だな!
あんたが俺を認めようが認めまいが、納得しようがしまいが、これが俺から離れようとしねぇ以上は、進むしかねぇんだよ!
[ほろり、零してしまった内心を押し隠すようにまた早口で捲し立てる。
なんか余計な事言ったー、とか、そういう照れ隠しなのは、ほとんど通じてはいないだろうが]
どーにも気が済まないってんなら、俺からこれ、引き剥がしてみやがれ!
[自分以外が振るう事を是とせぬ剣は、その頃はまだ錆びついていた。
鞘に収まったままのそれが低く唸るのも構わずぶつけた言葉は、さて、どう響いたやら。*]