[そして、 ぼよーん、ぽて。短距離転移に失敗した兎の体は、文字通りの白兎に変じてシャンデリアからテーブルへ落ちた。落ちて弾んで、ぽてんと落ちた。起き上がろうとちたぱたすれば、前肢を拘束する鈍銀色の枷と鎖が鳴る] …ぴっ?ピぃ[紅い眼をまん丸に開いて、兎の魔獣がもだもだ、ちたぱた]