― シュタイフェ・ブリーゼ 甲板 ―[甲板に出る扉が開くと、ひょこりと小柄な影が姿を現す。片手にあるのは、船長室《どこか》からいただいてきた小月餅]んむむー。[もぐもぐ、ごっくん。残りも食べ終わってから、キョロキョロと周りを見回した*]