[その後、色々とまた儀式を重ね。愛槍である槍は、半身とはまた違う意味で『魂を分かち合うもの』となった。そんな、諸々が終わった後に自分が差し出したのが、その頃から常に持ち歩いていた金平糖で]……思えば、あの時が一番驚いた顔してたよな、先代。[あっさりと盟に同意した時も驚いていたけれど。突然出てきた金平糖には完全に虚を突かれた様子だったのは、今でもはきと覚えている。疲れている時には甘いもの、それは自分の当たり前だったから、その様子が可笑しくてついつい笑ってしまった事も]