人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


亡国の将軍 ヨセフ

[身を起こすよりも前にヒトガタが男に馬乗りになり、襟首を掴み上げてくる。
彼から零れ落ちる半透明の粘液は、まるで涙のようだった]

な……何を言って……

[男のフルネームを呼びながら問うヒトガタに男は困惑する。
名を呼んでいるではないか、と。
何故泣くのだ、と。
そう思えど、何故か言葉が出てこなくて。
顔面への一撃の時のようではなく、胸に押し当てられる拳にヒトガタの苦悩を見た]


お前……


[向けられる感情が、苦悩するその姿が、親友ともにしか見えない]

(74) 2017/02/07(Tue) 19:36:00

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby