ありゃあ...なかなか届かないな。[ そうして、歩み去る蒼き狼の背を金色の瞳を細めて見送った男は、ぼそりと、そう呟きを落とす。それは、師匠へ手を届かせようとするディークに対して言ったようでもあり...或いは、己にも、未だ届かぬ相手だと感じ取った本音でもあったかもしれない* ]