― 外務長官・執務室 ―
[士官候補生とゾネス要塞で対面したのは、もう少し先の出来事。>>69>>70>>71
ゾネス総督代理を拝命してから一夜明けて、わたしは王宮の一角に身を置いていた。
この日は既に、文書の調査結果は発表されていただろうか。
あるいは、王位継承者は決まってしまうのだろうか。
そうした用件とは別に、わたしはとある部屋を訪ねる]
ゾネス総督代理のドロシー・ブライアンです。
失礼します。
[外務長官の執務室の扉をノックする。
ここで、アレクシス参謀総長とフィオン外務長官の遺体が発見されたという。
その場で調査を行っている者が居れば名乗るし、いなければ勝手に扉を開けて中に入っただろう。*]