敵が川を渡ってくる懸念も未だ強い。だから竜騎兵隊は、そちらへも目配りをすることになる。いざとなればこちらから押し渡る必要もあるかも知れんが、[ベリアンにもクロイツ隊の資料>>30は渡されていよう。同様の川の図を指で押さえつつ、彼へ示して]連携は密に。基本的にこちらは射撃を主として後方から仕掛けるが、状況の変化には即応出来るよう。常のように。[ここまで作戦の確認を終えて、言葉を切った。戦術の話が終わってしまうと、それ以上がない。──ふ。と、苦笑する]