……! ま、待てーっ![少年の接近を察して、ぴょん、ぴょこんと警戒に跳ねる仔兎。またしてもこっちが気配を殺せなかったパターンのようだ。ならばせめて、と、あえて追いかけ回しにかかる。おとり、とは違うけれど、アイリのいる方向に近付けられればなんとかなるかもしれない*]