[ジムゾンが想像した通り>>69、幸い男が飴湯に気付くことはなかった。すっかり他のことに気を取られていたし。
カタリナから離れようとする気配を感じて、顔だけ向けて幼馴染へ意思を伝える。]
”今朝何を見たか、お前の知っている範囲でいいから後で教えろ。できればカタリナがいないところで。”
[できればと注釈を入れたのは、辛い状況を改めて耳に入れることもあるまいと思ったのと。ジムゾンが今何を考えているのか、他人に邪魔されにくいところで知りたいと思ったため。
食堂を出て行く背中を見つめる目は、いつになく鋭い。*]