[向きなおって、ナネッテがまだ居たなら。
ざっと見ただけで、よく、『人狼』の仕業だと分かったな…?
一瞬の、胸の奥が不安に疼くような、疑念が、過るが。
人狼と通じ、知りえていたからとまでは、この時はまだ疑えずに。
だが、もしより疑わしい“何か”があれば…
思い出すこともあるだろう。
けれど、船でのおねえさんのように、
一方的に慕っていた信頼する彼女を疑うことは。
自分には、今はまだ 難しいこと。
コックピットで痕跡>>0:515でも、見つけない限り]
すまない、ナネッテの見立ては正しかった。
船内に人狼がいる――…
避難しているか、残留しているかは、不明だが。
連邦規定の通りに、スノウが手配してくれるだろう
避難艇にも、知らせを――…
[ そう指示を出しかけた時、
第二の緊急事態が発生したのだったか**]