だけど、どういうわけか行き着いたのはどこでもない歪んだ空間さ。そこは時間も場所の概念も無くて、ただただ虚無が広がっていた。でもね、人が居たんだ。ボクと同じようにその場所に迷い込んだ人がね。その人はボクにここがどこなのかを教えてくれた。そして、自由に空間の出入りが出来るようにと長年培った力をくれたんだよ。だからボクは歪に住んでいるのさ。