[どのくらい抱き合っていただろう、十字架の後ろから差す光は失せ。外はすっかり暗くなった事を知らせる。
ジムゾンに体重を預けるように荒く息をついていた身体を少しだけ起こし、]
すまねぇな、やっぱ抑えきれんかったわ…。
[もう一度深く口づけて舌を絡め、ちゅっと音を立ててから唇を離した後。
何度も欲望を放った白い肌から離れれば、そこから分け合った熱が冷えていく気がする。
抱いたことを後悔してるわけではない。
ただ、最初は優しく扱うつもりがそうではなかった、という意味での謝罪。]
極上の味だったぜ、神父さま。
[髪を撫でて、衣服を整えるのを手伝ってやる。
"もっと、もっと"とせがまれれば悪い気はしない。
足を大きく広げて深く受け入れさせ。求められるままに穿った身体からは、今も絶妙な色香が漂ってるようで。
名残惜しげな視線を自覚し、つと目を反らす。]